(3)創生物の商品化への第一ステップ 

以上の1)、2)の内容について総括的に纏めてみると次のステップになる。 

a)  創生物の価値の検討

b) 同一、類似のものが国内外(国内だけでもよい)に存在するかの検討。既出願の内容調査の他、インターネトにより同一、類似の公示資料を調べる。

c) 以上の検討から自己の創生物の有無を調査すると共に自己のものよりレベルの高い参考になる技術を調べ必要の場合は創生物の内容を変更する。

d)  この内容の創生物を国内外(さしあたり国内のみでもよい)で出願する。この場合出来だけノウハウ的のものは公示しない。但しノウハウ的のものを書かないと特許として成り立たない場合があるため十分に検討して出願内容を決める。

e) d)を進める前にその創生物の著作権を確保することが有効と思うためタイムジャジによりその創生物の保護を行うことが望ましい。

以上でとりあえず創生物の保護はできたが此れは第一ステップであり、最も難しいのはその商品化である。

(4)    創生物の商品化について

   世の中には極めて多くの創生物があり、出願して権利化されているものも多いがこれ等は残念ながら商品になっていないものが多い。商品化が仮に易しいものがあってもこのものは死蔵されるか商品化されても国の産業の発展に寄与するものは少ない。

以上のことは解決すべき問題点ではあるが中小企業や個人ではほとんど実施されていない。

私は知財関係の仕事を業としている者であり、この問題点を解決することが他人より必要であり、色々の創生物を取りあつかっておりましたが出願のお手伝いは出来ても殆どの創生物が死蔵化されてる

状態にあり、創生物の商品化のお手伝いはできなかった状態にありました。

そこで今回これ等の問題点を解決する方法について私なりに考えた私案が有りましたので書いて見ようと思いました。

a) 第1の原則

 創生物の商品化への成功は全て自己の行動力にかかっており他人の助力は補助に過ぎないことを認識することが最も大切である。

構想が立派のものであっても他人はそれを評価して実行することはまずないと認識することが必要である。実行は自己が先頭に立たなければ決して成功しないことを心から思うことがなによりも必要である。

大企業や優れた中幹企業では創生物を商品化するための機関が用意されているが中小企業や個人ではこの機関がなく前記の如く自分で全て行動することが必要になると断言して良いと思っています。

b) 必要な行動

(b-1) 自己行動

1) spの類似品を製作や販売しているメーカを調査する。これはインターネットで可能である。

2) 相談に乗ってくれそうな公的機関や友人を調べる。

3) Spのサンプルを作成してくれそう公的機関やメーヤを調べる。

4) ホームページを作成する。

5) インターネトにより調査したメーカに提案書を送る。

6) 以上の行動と平行して上記機関やメーカ等を訪問しspの説明や提案を行う。

7) 発明品の相談会や資金提供機関の会合に出て協力をお願いする。

b-2 ) 外部の発明機関の利用

1) 発明協会のような外部の応援機関があるが実際上あまり具体的な協力は期待できない。しかし、役に立つ情報を得ることができる。よって、これらの機関等を訪問し情報の入手を行う。

2) 力のあるコンサルタントに優れたホームページの作成を依頼し任意の人がspを見てくれることを相談する。

次ページに発明提案書のサンプルを示す。

(5) 具体例

    小発明(実用新案)ですが次の考案について具体例を記載してみる。

大きさの異なる2つの注入孔を有する醤油さし

image

 

1) 何故必要か?

普通の醤油さは注入孔は2つあり1つは空気孔として機能するようになっているがお私の調査では注入孔の口径は同一のものしかない。同一でも実際上は門題ないかも知れないが醤油の注入量が少なくてもよい場合でも多くなり周りからもったいないと言われることが多い。

老人や子供の場合注入量のコントロールが難しく目的の量よりも多くなることが多い。今後増々老人が多くなる傾向にあるためこの問題を解決することが必要と思われる。また、簡単な方法で解決するこが求められる。

醤油ビンや醤油さしの既成品の調査

2-1)国内出願の調査

spについて特許と実用新案について既出願の内容を調査した。

その結果醤油ビンでは同一、類似のものはなく、醤油さしでは阿刀田節子さんのものを含み18件あり、類似のものが阿刀田さん以外に1件発見された。

このものは特願昭56-86081で三ツ口醤油さしであり、3個の注出口の大きさが異なり、その目的も阿刀田さんのものと同一のものでした。

従って阿刀田さんの実用新案は本来ならば拒絶されるものであり、安定した権利化は出来ないものである。

しかし、前記のものも拒絶されており、権利を有しておりません。よって、阿刀田さんのものは実施しても侵害に成らないと判断してよいと思います。

2-2) その他の公示例

GOOGLEやYAFOOにより調査した結果spと同一、類似のものは発見されなかった。

以上の調査から阿刀田さんのものは実施しても問題ないと判断して良い。よってこの醤油さしは商品として製造、販売してもよいんものと言える。

3) 醤油さしの製造、販売メーカ

 現在のところ私の力では残念ながら製造は出来ないためメーカを探してみた。

 キッコウマン、リコ/スクリアリスクス、鹿児島ネットジョプアングルビイク、モノタロウ、北一硝子、ガラスびん・COM

ヤマイズミ等が見出された。

4) 以上メーカにたいした提案書を記載したメールを送り、反応を見る。

もし、何らの反応がなければ訪問してお願いしてみる。

5) 以上でダメの場合は発明品を援助する機関を探しアドバイスを得る。

6) また発明品奨励プロジェクトを調査し資金調達を依頼する。

(4)

   最後にメールやホームページを作成すると共に自身で醤油さ

しを作りPR活動を行う。

以上は醤油さしについての一つの商品化の方法について記載したが、商品化は非常に難しいものであり、自己努力が物凄く必要のものであり、言うべくして中々できるものでない。私のところには色々の創生物の案がありこれからその商品化に努力したいとおもっている。又、これに興味のある方は御連絡いただけると有り難い。

私への連絡      pmcsv@nifty.com

以上